ドイツ 各州の横顔

 (12)  ブランデンブルク州     Brandenburg


 

 ドイツ北東部、オーデル川とエルベ川に挟まれた地域に位置し、ポーランドと国境を接している。

 かつてのプロイセンの中心地であった。

 パリからモスクワに通ずるヨーロッパ横断の交通の要路にあることから、 今後、連邦の首都ベルリンとともに、統合ヨーロッパの未来を担う地域になるといわれている。

 ドイツ北方低地帯に属するため、 州内には、松林、砂地、湖沼、荒れ地からなる風景が広がっている。

 人口260万人。州内の都市としては、州都ポツダム、(オーデル川沿いの)フランクフルト、コトブスがある。

 歴史的な記念物、 文化的な各種催しと湖沼地帯の美しい風景が多くの観光客を引きつけている。

 ボルテールも滞在したサンスーシー宮殿(無憂宮) とポツダム宣言で有名なポツダムは、日本人にも人気が高い。

 ブランデンブルク州の産業は、古典的な、褐炭、鉄鋼、化学産業に加えて、最近は、州政府の積極的な取組もあって、 情報・通信テクノロジー、ライフサイエンス、メディア、観光、環境産業等が盛んになりつつある。

 同州とベルリン州との間では、 国土計画、環境保全、経済政策、文化等多くの分野で州間協定(条約)が結ばれ、両州の地域のポテンシャルを一体的に活用するための様々な取り組みが進められている。

 また、ポーランドとの協力も、重要なテーマになりつつある。

両国の様々な地域の間で交流が行われるとともに、共同プロジェクトが企画立案され、実行に移されている。

 


(写真は、ポツダムサンスーシー宮殿(無憂宮)。ポツダム市HPによる。)


トップ